県産材を使ったリフォーム事例
高齢者が暮らしやすく、また、介護しやすい住環境へ。
81歳になった奥さんのお母さんが脳梗塞で倒れたのを機会に同居することになり、建具工場2階をリフォーム。高齢者が暮らしやすく、また、介護しやすい環境を作った事例です。
青森ヒバを使ったぬくもりの空間
現在ご両親は週に2回のデイサービス、ヘルパーさん1回、そして病院通いが日課。バリアフリーで段差のない床はもちろん、ヒバ建具職人のご主人がヒバの羽目板・ドア・応接セットなど家具建具全てに青森ヒバを使って、ぬくもりと癒しの空間としています。
玄関ドアは自動施錠で安全性を確保。2階へは障害者用昇降椅子を設置し、トイレ・寝室・浴室・脱衣所の全てに大ぶりの手すりを設置し、夜間の移動動作を助けています。
ベッドからトイレ、浴室へは、取り外しが利く大きめの手すりをヒバの柱・ヒバのトイレドアに設置。
手すりと昇降機を取り付けたヒバ階段。
トイレは壁面のほかヒバのドア本体も手すりを設置。
リビングルームには自作のヒバ家具。座面下は収納部分になっている。
ヒバ玄関ドアとヒバ羽目板の壁。
OUTLINE
所在地 | 青森市 |
建物種別 | 民間住宅 |
リフォーム内容 | 2階部分増改築 |
リフォーム時期 | 平成17年12月完成 |
応募事業者 | (有)リードエンジニアリング 鳴海工芸建具 |
使用した県産材 | 玄関:ヒバドア/壁:ヒバ羽目板 階段:ヒバ/リビング:ヒバ家具・ヒバ収納ドア、ヒバドア・ヒバテレビラック |
建材・工事の特徴 | 敷地・建物の都合で2階部分の増改築となったため、身障者昇降機を設置のほか、車椅子の移動スペース確保に腐心した。室内への移動に便利な手すりも多設している。 |